
プロゴルファーのゴルフスイングは非常にカッコいいのですが、その中でも特にUSPGA(アメリカのプロゴルフ)の選手たちは実力もカッコよさもトップクラスです。
彼らがスイングの見た目?(カッコよさ)を気にしているのかどうかはわかりませんが、より効率的な動きでスイングしていることは間違いありません。
そして、プロの中でも個性はありますから、それぞれの選手にスイングの特徴もあります。
今回はゴルタツ管理人が独断と偏見でカッコいいスイングをしている選手をランク付けしています。
第5位
ダスティン・ジョンソン
アメリカPGAツアー屈指の飛ばし屋であるダスティン・ジョンソンを第5位にしました。
この人のスイングが好きかどうかは個人差があると思いますが、僕としては非常にパワフルなスイングに憧れますね。
昔はドローボールも打っていたみたいですが、最近はもっぱらフェードボールでかっ飛ばしています。
かなりアップライトなトップですし、アウトサイドインの軌道には納得です。
ちなみにこの人はショットするときにボールをほとんど見ていません。
ドライバーだとわかりにくいですが、サンドウェッジのショットでは目標方向に向いてからボールにコンタクトしています。
トップの位置でも頭はかなり回転していますし、視界からボールは消えているはずです。
昔から”ボールをよく見ろ”と言われましたが、この人のスイングを見ていると「そうでもないな~」って思えちゃいますよね。
第4位
リッキー・ファウラー
第4位はリッキー・ファウラーで個人的には一番好きな選手になります。
体の回転が非常にキレイで、フィニッシュも決まっており、メチャクチャカッコいいスイングですね。
ダスティン・ジョンソンとは対称的にトップの位置がかなり低く、非常にインサイドからクラブが降りてきやすいのですが、あえてクラブを縦て降ろす(スティープ)ことによってフェードボールを打っています。
(最近流行りのシャロースイングとは逆の動きです)
テイクバック時のガニ股や腰の回転の速さなど、真似できないところはたくさんありますが、観ていて気持ちいいスイングです。
昔にスイングを変更しており、人によっては変更前のスイングの方がカッコよかったという意見もあります。
まあ、僕としては今のスイングの方が好きなんですけどね。
とりあえず、リッキーには優勝してもらいたいですよw
第3位
ローリー・マキロイ
第3位はローリー・マキロイです。
今シーズンはツアー選手権で総合優勝するなどの好成績を収めて世界ランキング2位になっている選手です。
日本ではタイガー・ウッズに次いで人気がある選手と言っても過言ではありませんし、まだ若いのでこれからのゴルフ界をけん引していく存在ですね。
スイングも非常にパワフルでキレがあり、ドライバーの飛距離も常に上位にランクインしています。
特徴的なのはトップから切り返しにかけてのスクワットダウンの動きで、地面からの反発力をうまく活かしてヘッドスピードを上げていると言われています。
それに肉体的にもかなりマッチョですし、飛距離に筋トレがホントに重要なんだなということがよくわかりますよね。
第2位
トミー・フリートウッド
第2位はトミー・フリートウッドです。
腕の動きは極力抑えて、体全体でラインを出しているのがすごく好きです。
アイアンなどで低い球を打ちたいときに参考にしたいスイングですね。
パット見では猫背に見えますが、実際は背筋がものすごく発達して丸くなっているだけです。
その背筋がどこまで飛距離に貢献しているのかはよくわかりませんが、全体的な体の使い方やスイングのリズムは非常にキレイですので、個人的には憧れのスイングですね。
第1位
アダム・スコット
第1位はオーストラリアのアダム・スコットです。
プロゴルファーの間でもスイングが一番キレイだと言われてるぐらい、非の打ち所がないスイングですね。
最近はあまり活躍を聞いていませんが、4大メジャーで一番有名なマスターズも制覇していますし、海外のトッププロでもあります。
個人的には長尺パターのイメージが強かったんですが、今は使っていませんね。
日本のティーチングプロもよくアダムスコットの名前を出しますし、彼のスイングを研究してスイング理論を確立している人もいます。
それぐらいアダム・スコットのスイングはアマチュアでもお手本になるということですね。
とりあえずスイングの参考にするならアダム・スコット一択です。
番外編
ここからは番外編です。
ちょっと変わったスイング(個性的なスイング)をする選手を紹介しています。
フォワードプレス
マシュー・ウルフ
ルーキーイヤーの去年にいきなりツアー優勝したアメリカ人の選手です。
最近話題のGGスイングをジョージ・ガンカスから習っており、そういう面でも注目された選手ですね。
彼のスイングが特徴的なのは、テイクバックを始める前のフォワードプレスが大きいことです。
反動をつけるために飛球線方向にちょっと体を一度動かしてからテイクバックする選手はたまにいますが、ここまで極端にやる選手はこの人だけです。
(YouTubeでも彼のスイングをマネする人がよくいました)
テイクバックはかなりクロスに上げて、切り返しからクラブを思いっきりシャローに降ろしてきます。
腰の回転がものすごく速いので、フェースをスクエアにインパクトできていますが、一般人が前するとだいたい右サイドにプッシュします。
(というか、空振りする)
レイドオフ
ダニエル・バーガー
トップの形が独特なダニエル・バーガーです。
僕はこの人のスイングのことしか知らないんですが、トップのポジションがものすごくレイドオフ(クロスとは反対方向)になってます。
このトップでよく打てるな!と思って紹介しています。
シャロー
セルヒオ・ガルシア
マシュー・ウルフもすごかったですが、この人はもっとすごいシャロースイングをするセルヒオ・ガルシアです。
トップから切り返しにかけて腕がほぼ真下に移動し、クラブがかなり寝てきます。
インパクトでは腰がほぼ回り切った状態ですし、フォローもかなり手元が低く抜けていきます。
凡人には真似できませんねw
ジャンプ
レキシー・トンプソン
スイング中にまるでジャンプしているように見える選手がいます。
レキシー・トンプソンはLPGA(アメリカ女子)の選手ですが、ドライバーが結構飛びます。
日本人だと畑岡奈紗選手も同じような足の使い方をしています。
地面からの反発力を利用して、急激にクラブのリリースを促すというやつですね。
ちなみに僕が真似するとボールの手前を叩きますw
よく飛ばせるよね
ジョン・ラーム
トニー・フィナウ
テイクバックの大きさの割にドライバーの飛距離がイカれている選手たちです。
飛ばないアマチュアからすれば「はぁ!!」って感じですよ。
彼らに共通して言えることはテイクバック~切り返しまでがメチャクチャ速いことです。
クラブをしならせるには反動の力を使う必要がありますが、反動の大きさはテイクバックのスピードに大きく左右されます。
彼らはその反動を利用する技術が高く、あれだけ小さいテイクバックでもしっかり飛ばせているわけです。
(もちろん、腕力・背筋などの筋力なども全然違いますが)
まあ、それでもスリークオーターみたいなスイングでバカ飛びするのはおかしいですけどねw