ショートパットにおいては”ボールの転がる方向”がとても重要だと以前の記事で紹介しました。

ラインを正確に把握することができても、自分が思った方向に打てないとカップインする可能性がかなり低くなってしまうからですね。

今回の記事ではその”パットの方向性”について解説していきます。

意外と知らない人も多いみたいですので、この機会にしっかり理解しましょう。

方向性


パターに限らず、ドライバーやアイアンなどのショットにおいても、球の飛ぶ方向は”スイング軌道”か”インパクト時のフェースの向き”かいろんな議論が展開されてきました。

飛び出しの方向と曲がり

昔からゴルフ界で言われていたのは、

    ボールの飛び出しスイング軌道で決まり
    曲がる方向フェースの向きで決まる

ということでした。

実際に今でもこういう風に説明されるプロゴルファーもいますし、僕も昔はそういうもんだと理解していました。

テクノロジーの進化

ただ、近年はテクノロジーの進化によって、その理屈が否定されるようになりました。

ハイスピードカメラやスイングの解析で人間の目でもインパクトの瞬間が認識できるようになったためです。

そのため、先ほどの説明とは真逆で

    ボールの飛び出しフェースの向き
    曲がる方向スイング軌道

というのが答えとなります。

もちろんこれはパッティングにも当てはまります。

デーブ・ペルツ

デーブ・ペルツというアメリカのゴルフコーチの方は初めてパッティングを科学的に分析したことで有名です。
(書籍や練習器具なども作っています)

このお方が何万回もパッティングの実験を繰り返して導き出した答えが、”パットの方向性はフェースの向きで決まる”ということです。

フェースの向きが目標方向にさえ向いていれば、たとえアウトサイドインやインサイドアウトの軌道であっても、ボールはその方向に転がってくれるということですね。

パッティングの場合はサイドスピンなどはほとんどかかりませんから、ボールの曲がりを気にする必要もありませんので。

フェースの向きにフォーカス

グリップ

パターの方向性がフェースの向きで決まることから、フェース面が暴れてたら一生ボールはまっすぐ転がりません。

よく見かけるのが、ショートパットなどで小さく振ろうとしてインパクトで緩むゴルファーです。

これをやってしまうとフェースが開いて右に押し出したり、フェースが返りすぎて引っかけたりします。

ショットでもそうですがパットでもグリップはホントに大事なんです。

しっかり握る

よくパターでグリップに力を入れるとパンチが入って転がりすぎてしまう、、、と言われます。

だから、パターはできるだけ軽く握ろうというプロゴルファーもいらっしゃいます。

しかし、僕はこの意見には反対ですね。

だって、緩く握るとフェースの向きが安定しないからです。

特にフェースのトー側(先)でインパクトした場合、緩く握っていると確実にフェースは開きます。

毎回、フェースの芯でボールを捉える自信があるなら話は別なんですが、アマチュアゴルファーや初心者ゴルファーには難しい話だと思います。

ゆっくりしっかり

グリップをしっかり握るとパンチが入ってしまうのはよくわかります。

でも、パンチが入ってよく転がるんであれば、ストロークをゆっくりすればいいだけの話です。

それにショートパットはカップに入ればOKなんですから、多少強く入っても問題ないはずです。

タッチが合わないと入らないラインもありますが、それはもともと難しいパットですので、仕方ないと考えましょう。

試してください

ショートパットが苦手な方はこれまで書いてきたように

    フェースの向き
    グリップ力
    ゆっくりしっかり

に注意を払ってみましょう。

しっかりと言っても強く握りすぎると肩がまわらなくなってしまったりするので、そこは練習などで調整しましょう。

ショートパットの成功率が上がれば、ロングパットも気楽に打てるようになりますし、スコアも劇的に改善されます。

方向性の確認はパターマットでも練習できますので、最低でもラウンドする前日にはチェックしておきたいところですね。